能登半島地震
ボランティア活動

能登を応援しよう

当法人では、能登の現地を直接訪問してボランティア活動を行う活動のほかに、能登の障がい者施設をバックアップするとともに、多くの方に現状の理解と「どうなっているだろう?」という気に掛け続ける活動を今後も継続していきたいと考えています。

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ぜひ8月10日にいいものいっぱいマルシェ 特定非営利活動法人でっかいそらのブースへお越しください

特定非営利活動法人 でっかいそら

理事長 飯田 誠

販売担当 自主製品管理部


令和6年1月1日の午後4時10分に発生した地震により被災した障害者施設の支援を行うため、令和6年7月8日から1名、翌9日から12日まで私と理事が参加し3名で能登半島の能登町を訪問しました。今回の支援活動に多くの皆様、企業の皆様に協賛していただいたこと深く感謝いたします。

4月に神奈川県の派遣依頼で1名が今回訪問した法人に行っていましたので、ある程度の状況は理解出来ていましたが、実際に目にした風景は半年経過したとは思えないほどの被害状況に言葉を失いました。

訪問した法人は、高齢者のグループホームと障がい者グループホーム・就労継続支援B型を運営しています。高齢者グループホームが大きな被害を受け生活することが出来なくなったため、その入居者が就労継続支援B型の事業所内で生活をしています。障がい者グループホームは築100年位の古民家をリノベーションして使用していましたが、大きな被害が無く現在も利用者が生活しています。

今回の地震によって、勤務する事が難しくなった職員が居て現在は、2名の職員が一日おきに当直に入っている状況だという事です。

また、地震発生後から3月末まで水道の復旧が進まなかった事が何より大変だったと職員の方が話してくださいました。能登での活動中も余震があり、近くで土砂崩れが発生し、まだまだ復興までに時間がかかると感じました。

今回は、利用者が作業する場所の歩道が地割れし崩落したため、そこを通れるように補修作業を行ってきました。就労継続支援B型に通所する利用者と共に作業をさせていただきました。

私たちの事業所がある地域と今回の能登半島を同じように考えるのは難しいかもしれませんが、大きな災害が起きた時の利用者の安否確認・指示連絡系統の確認・職員の安否確認・避難方法・救助方法・近隣との協力等災害が起こってから考えるのではなく今から様々な事への検討や訓練を行うことの重要性を感じました。

現在、復興が進まない状況には様々な要因があるとは思います。現在の状況があまり報道されていないことに疑問も感じますが、まだまだ支援を必要としている状況は理解できます。能登半島へのアクセスは中能登といわれる穴水までは鉄道で移動できますが、その先の輪島・能登町・珠洲へは車での移動となります。道路も崩落したり、土砂崩れで片側通行になっていますし、地面が隆起したり陥没したり、地割れがあったりと慎重な運転が必要な状況です。それらの様々な要因が復興の障がいになっているのかもしれません。

活動写真と各地の現状の写真をアップいたしますのでご覧ください。

大きな災害にあっても笑顔で笑って下さり、「また来てね、ありがとうね」と言って下さった利用者の方から逆に大きなパワーをもらいました。今後も出来る限りの支援をしていきたいと思います。

特定非営利活動法人 でっかいそら
理事長 飯田 誠

能登半島 宇出津

「能登あばれ祭り」で有名な、奥能登でも比較的大きな漁港の町。倒壊家屋もあるが、何より驚いたのは川の水量と海面の高さだが、これは地元の人の話だと輪島と逆で地盤が全体的に下がってしまったとのことである。

能登半島 鵜川

人口8,000人程の漁港の町、大きな被害を受け住宅が軒並み倒壊してしまった。道路は通れるが道の両側には倒壊した家がまだ多く残されている。

能登半島 白丸

80世帯195人の小さな海沿いの集落で、地震後高さ5メートル陸地に上がってからも3メートルほどの津波で60軒が被害、10軒から20軒が火災で焼失し、壊滅的な被害が起きた。津波の被害は、住宅の1階を抜けた。津波により川も氾濫した場所があった。

能登半島 輪島

130名あまりの人が亡くなった。現在も3名が行方不明の状況。14,000棟が被災したが、公費解体が終わっているのは166軒被害の2.7%しか進んでいない。有名な「輪島のあさいち」では、200棟が火災で焼失しその姿は、現在もまるで大きな爆弾が投下されたようである。近隣の山は地滑りの跡がはっきりわかる。地震の影響で土地全体が、隆起している場所も多く見られた。